vmira’s blog

好きな事をつらつらと書いています.

弦とERNIEBALL PARADIGMについて

vmiraです.今回は私のとっては永遠の課題ともいえる弦についてです.

f:id:vmira:20180814110829j:plain

 

シャレにならない手汗

本当にシャレになりません.どのくらいの弦を錆びさせれば気が済むんだというくらい弦が錆びます.張り替えた日に錆びる,切れるなんて日常茶飯事です.元々よく汗をかく体質ではありますが,まさか楽器を演奏するのに支障をきたすレベルだとは思っていませんでした.錆びた弦で弾いても良いんですが,そうなるとフレットが痛みますしなにより弾いていて気持ちよくないです.手もサビ臭くなっちゃいますからね.

 弦が錆びるのが嫌でエレキギターをやめてクラシックギターを弾こうとはずっと思っています.もとからクラシックギターは弾いてみたかったので,それに乗っかった冗談ですけどね.でもそのくらいナイロン弦が恋しいです.エレキギターはその構造上どうしても金属弦でなくてはならないためさすがにエレキにそれを張るのはダメそうですね.しかしエレガットってどういう仕組みになっているんでしょうか?

 色々なサビ止めグッズも試してみましたがどれもイマイチ効果がありません.他のギタリストの方はどうしているのか気になります.とにかく他の方よりも弦にかかるお金がものすごいことは確かだと思います.

 

救世主コーティング弦

エリクサーを筆頭とするコーティング弦はその名の通り弦にコーティングがされているため,通常の弦よりも錆びにくい,切れにくいのが売りです.現在は色々なメーカーがコーティング弦を出していますが,正直エリクサーが有名すぎて他が見劣りしている感は否めません.困ったらエリクサー!ってところは正直ありますよね.

 通常の弦よりは高価ですが,耐久性,弦交換にかかる時間などを考慮すると,こちらのほうが圧倒的にお得だと思います.フロイドローズのギターなんかコーティング弦以外を張る意味がわからないというレベルなんじゃないでしょうか.勿論好みもあると思いますが,手汗量が尋常じゃない私としてはそんなイメージを勝手に持っております.

 他のコーティング弦もいろいろと使ってみましたが,個人的にはエリクサーがダントツで耐久性が高いと思います.本当に錆びません.私が言うんだから間違いないです.「一回張ると一年は張り替えない」なんて知り合いがいましたが,理由もなんとなくわかります.そんなに手汗を書かない人からしたら確かにそのくらいは持つんじゃないでしょうか.

 

じゃあなんで「あなたはエリクサーを使わないのか」という話なんですが,エリクサーを使ってチョーキングをするとたまに「ザラっ」とした感覚になることがあるんですよね.なんというかフレットが削られているような感覚に近いというか.これがもう本当本当に本当に嫌で,これだけが理由でエリクサーを使ってません.1,2弦あたりでよくなるんですが本当に本当に本当に不快です.いくら錆びない,切れないでもこのストレスには勝てませんでした.フレットのせいなのかとも思いましたが,他の弦でこうなったことがないんですよね.本当になぜだかわかりません.エリクサーにもいくつか種類があるため他のものを使えば少しは改善されるのかもしれませんが...

 

そういえばエリクサーは弾いていると弦からなんか白い産毛みたいなのがでてきますよね.あれってコーティング材がはがれているのでしょうか?そんなわけはないと思いますが・・・普通になんだかは気になります.

 

ERNIEBALLとPARADIGM

私は普段ERNIEBALLを愛用しています.使っている理由はパッケージの見た目がカッコいいからです.初めて弦を買いに行ったとき色々種類があってどれを買えばいいかわかりませんでしたので,見た目が一番イカしたものを買いました.それがERNIEBALLだったというわけです.

正直言うと,弦による音の違いは本当にわかりません.「あ~この弦はハイがでるな~」とか全然わからない人間です.それよりは弦の触り心地とかテンション感で買いたい人間です.つるつるした弦が好きなんですがなにかお勧めありませんでしょうか?

ゲージはいつも9-46を使ってます.オレンジのやつですね.カスタムゲージらしく,たまに置いてないお店があったりするのが玉に瑕.

 

そんなERNIEBALLですが,去年PARADIGMという新製品を発売しました.

ERNIEBALLからのコーティング弦ですが,特筆すべきは『保証制度』があるということです.消耗品であるギター弦に保証がつくのはおそらく業界初の試みだったんじゃないかと思います.

保証の内容は「購入から90日以内に錆び,破損が発生した場合はセットに含まれた弦すべてを交換する」というものです.コーティング弦とはいえ弦に保証をつけ,しかも1セットまるまる交換といったところから強い自信を感じます.

 いい機会でしたのでそんなPARADIGMを試してみました.音についてのレビューは前述の理由から無しで.

 

f:id:vmira:20180814110829j:plain

 

普通に弾いていたんですが,一週間で少し錆び始めました.時期が梅雨で湿気がすごかったのもあるかもしれませんが,ちょっと早すぎない?と困惑.

保証の対象となる錆び具合がどんなものかわからなかったのでしばらくそのまま使ってましたが,ライブの当日練習で1弦が切れました.張り替えて2~3週間くらいだった気がします.嗚呼1か月持たなかった・・・

 

正直わかってはいた事でしたので早速保証交換に出してみました.切れてくれたおかげで心置きなく保証対象になりましたのである意味ラッキー?

 

保証に必要なものは

・保証対象となる弦(1~6弦全て)

・購入時のレシート

・パッケージホイル

・パッケージ箱

となっています.パッケージホイルには裏面に20桁のコードが記載されており,Web上での入力にも必要となります.箱やレシート同様捨てずに大事に保管しておくことをお勧めします.

 

保証請求フォームから必要情報を入力していき,最終ページを印刷して上記のものと一緒に郵送します.入力自体は5分たらずで終了するような簡単なものです.

 

www.ernieball.jp

 

交換した当時は神奈川にいましたが,郵送してから二日程度で新品が帰ってきました.対応が早くて嬉しい限りです.

保証交換には購入時のレシートが必要となるため,保証で入手した弦でまた保証・・・ということはできません.また,保証契約には『購入された本製品の数量に関わらず、1年につき同じ購入者1名が権利請求できる回数は3回までとする。』という記載があったため何回も交換できるというわけでもないようです.一時はアメリカ本社から送られてくるため時間がかかるなんて噂もありましたがそんなことはありませんでした.二日程度なら少し待ってまたPARADIGMを張るってこともできそうですね.

 

 

 

弦自体は錆びて切れてしまいましたが,保証サービスは画期的だと思います.私のような手汗魔人にはとても嬉しいシステムです.PARADIGMはサウンドハウスで1600円くらいで変えるため,錆びさせる&切れさせる自信のあるかたは一度試してみてはいかがでしょうか.

 

本日はここまでにしたいと思います.また宜しくお願い致します.