vmira’s blog

好きな事をつらつらと書いています.

愛用ギターについて:PRS S2 Mira

vmiraです.今回は愛用しているギターについてつらつら書いていきます.

思い入れがある分長くなる事が予想されますがご了承ください.というかめちゃくちゃ長いです.

 

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基本情報とPRSについて

まずはギターに関してですがメーカーはPRSで,S2シリーズのMira というモデルになっています.

 

PRSとなると木目が美しいものを想像される方が多いと思いますが,私の所持するMiraはそれとは全く異なる見た目をしています.まずS2シリーズですのでアーチドトップではなくフラットトップです.そしてピックガードがついています.PRSにはピックガードが無いモデルが多いため,このギターを始めて見る人からはよく「え,それPRSなの?」なんて言われたりもします.

 

木目がぎらぎらした美しいPRSも勿論好きなのですが,自分がそういったギターを演奏している姿がどうしても想像することができず,おそらくそういったギターは自分にとって見る専門で弾くものではないとはずっと感じていました.

また,所属するバンドサークルにとても尊敬しているギタリストの先輩がいたのですが,その先輩が美しいPRSを使っていたというものあります.「自分が持つには早い」と感じたわけではなく,「あの先輩と同じギターを持つのは恐れ多い!」というのがどこかにあったのかもしれません.

 

なんて色々書きましたが純粋に見た目にやられて購入してます.めっちゃ可愛くないですか?このギター?

 

購入までの経緯

購入したのは2017年の2月4日で,ついこの間購入から1年が経ったことになります.

2015年くらいから「そろそろちゃんとしたギターが一本欲しいな」とは思い続けていて,毎週,多い時は週2~3回御茶ノ水に通って色々なギターを試奏していました.

元々はレスポールタイプのギターを使用していたこともあり,ふくよかな音のするギターが好みだったのでおそらくGibsonあたりを買うんだろうななんて心の中にはありましたが,少しでも見た目が良さげなギターは片っ端から弾きまくってました.

 

ただ購入にあたって一つ決めていたルールがありまして,それは「フロイドローズの載ったギターは買わない」ということです.

私は本当に常人では考えられないくらい発汗量が多く,それは手汗に関しても例外ではありません.錆びないことで有名なエリクサーも私の手にかかれば一週間で錆びるレベルです.そのため弦交換の頻度が普通のギタリストよりもかなり多いため,ただでさえ弦交換に時間がかかるとされているフロイドローズは買わない方がいいだろうという考えでした.メタルは好きですが,あんまりアーミングはしないことがわかってもいましたし.

あとあんまり尖ったギターも美しいPRSと同じで見る専門の認識が強かったので自然と選択肢から外れていました.メタル好きとしてどうなんだそれ,と思われそうですが好きなギタリストがみんなレスポールばっかり使ってたので仕方ないです.

 

試奏もGibsonレスポールを結構弾いてたと思います.トラ目がきれいなハニーバーストです.ただ何本か弾いてはみたんですがどうもどれもピンとこないというか,グッとこないというかで...やっぱり今までレスポールモデルを弾いていたのもあってそろそろ他の見た目のギターもいいのではないかという気持ちが働いていたのかもしれません.

 

あとこれは今でも鮮明に覚えているんですが,当時またリッチーブラックモアにドはまりしていて,演奏中にピックアップセレクターを切り替えまくる姿がかっこよすぎて「ピックアップセレクターはブレード式のがいいなあ」なんて思っていました.

B'zの松本孝弘さんもよくレスポールの位置にあるセレクターを切り替えるので元々スイッチの切り替えは好きだったのですが,やっぱりブレード式のほうがトグル式よりも瞬時に切り替えが効く感じがしていました.純粋に位置の問題だとは思いますけどね.

リッチーブラックモアは好きでしたけどストラトを買おうという気は全く起きませんでした.当時はあまりストラトを弾く機会がなかったのもあって,その良さに気が付いていなかったです.その癖に「ピックガードがあったほうが好きかも」とか「セレクターはブレード式がいい」とか色々わがままだったと思います.

 

で,最後の後押しになったのがこの動画でした.

 

youtu.be

 

G5プロジェクトというギターインスト集団の作品があるのですが,そのなかの一つの『Dying To Survive』という曲です.大和さんという方がギターを弾いているのですが,この曲がまあカッコよすぎて当時聴きまくっていました.この曲を聞くためにG5のベスト盤を購入したレベルです.とにかくサビのメロディが本当に最高です.普段は結構ふざけた動画を上げていたようでしたが,そこで聴けるギターサウンドも最高でした.ある意味ギャップでやられた感はあります.

 

 

www.youtube.com

 

で,ある時御茶ノ水のBIGBOSSにてたまたまMiraを見かけました.「あ,Dying To Surviveの人が弾いてたギターだ」なんて思ってとりあえずいつものように試奏させてもらったのですが,出音一発で完全にやられました.

 

音がすごくふくよかで気持ちよく,かといってモコつきすぎてる感じもない,歪みのノリも悪くない上にネックがとても握りやすい.コイルタップがついておりパリッとした音も出せる,ピックガード,ブレードスイッチ付きで見た目も大好き,とまさに自分が求める全てがありました.あの時の感動は本当に今でも忘れられないです.

 

実はその日はゼミの合宿帰りでたまたま御茶ノ水に寄っていたのですがその場で即購入しました.しかもその日の夜行バスで地元の東北に帰る予定でした.今思うと「本当に何やってんだこいつ」と思いますが,普段滅多に大きな額の買い物をしない自分がそんな無茶なことをしてでも買いたくなるレベルのギターだったということです(そういうことにしておいてください).

関東で購入して地元の住所に郵送をお願いしました.あんまりしたくはなかったですが,夜行バスに乗せる方が危険な気もしたので.冬の東北というのもあって到着まで2日ほどかかりましたが,待っている期間のワクワク感ったらもう他に形容できないほどでした.少なくとも到着までの2日間は全く眠れなかったです.

 

 

購入後

実家に到着後すぐ開封しまして写真をパシャパシャ撮りながら感動を噛みしめていました.初めてギターを買った時と同じくらいの興奮だったと思います.今まで使っていたギターと弾き比べたりしてそれぞれの良いところを紙にリストアップしていったりなんかもしていました.

ネットで調べても他に使っているアーティストが少なかったのが功を奏したような気もしていて,固定概念を持たずに「どんなジャンルでどんな弾き方しても自分の自由なんだ!」なんて当たり前の事を思ったりしてました.人と同じモノを持つのがあまり好きではないので,他の人があまり持っていない見た目だったのも良かったです.

その後は何かに取り付かれたように弾きまくってました.本当に全てが気持ちよすぎて永遠に弾いていられるような気になっていました.

 

ただ,弾きすぎて買って2か月でブレードスイッチが壊れました.

フロントピックアップに切り替えてもなんか音が固い,というか音が変わっていないと思って関東に戻った際にBIGBOSSに出しに行ったらセレクターが壊れてました.

ついでに色々見てもらったらフレットの減りも尋常じゃなかったらしく,とても買って2か月のレベルではないと言われました.

さらに言うとコイルタップも壊れかかっていました.タップ時に「やけにノイズが載る気がする」と思っていたらそういうことだったらしいです.

 

事前に試奏していた&チェック済みでしたので初期不良ではなかったようですが,S2シリーズとはいえ,作りの精度が良い事に定評のあるPRSがこうなるのは初めて見たとのことでした.店員さんに「お客さん,弾きすぎですよ・・・」と言われたことは一生の笑い話にしていこうと思っています.

買ってから半年もしていなかったので本社に送って無料で修理していただけました.2週間ほど弾けなかったのは割とつらかったです.購入して2か月でメンテ行きになるとは思ってもいませんでした.

 

 

仕様,こだわり,好きなポイントなど

前置きが長くなりましたがここからは仕様などについて書いていきます.

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ギター全体像です.木材はオールマホガニーで,温かい音が特徴です.フロントにした時の甘い音がとても気に入っています.Miraシリーズは割とカラーリングが豊富なのですが,私は茶色を選びました.なんかこう『木!』って感じの見た目が好きなんですよね.キルトトップとかメイプルトップも好きなんですけどそれよりも木材の感じが強く出た見た目のギターが好きです.コリーナ材とかコアトップとかたまらないですね.

 

コンター加工された部分に打痕があり,木材が少しむき出しになっていますがこれも味があって好きです.自分は『使い込まれた見た目のギター』が大好きなのでこういった傷はむしろ大歓迎な人です.新品なのに使い込まれたような見た目に加工するエイジド加工なんかももうホントに好きです.一時期このギターにもエイジド加工を施そうと思ったのですが,「このギターに関しては実際に使い込んでいって傷をつけよう」と思ったためやめました.前述の『綺麗なPRSが自分には似合わないと思った』というのはエイジド加工が好きだからというのもあるかもしれません.

あとはギターは弾いてなんぼだと思っているので,骨董品のような扱いをしたくないというのもあります.自分は正直,ハードケースに入れてギターを管理したくないです.楽器を大事にしたくないという意味ではなく純粋にガンガン弾いてあげたいといった感じですかね.そういった意味でも傷が映えるような見た目のギターが好きです.なのでS2のMiraは私のような「本家PRSのような高級感溢れる感じは少し自分には合わないかも・・・」といった人にもうってつけのギターなのではないでしょうか.

 

実はMiraを買うときに隣にあったCEを買うかも少し考えました.丁度その時CEシリーズが再販していたようで,仕様を新たにして復活していたタイミングだったと思います.サテンフィニッシュの見た目も高級感が溢れすぎず,傷も映えそうな感じはありましたが,好きな見た目のCEがメイプル指板のものしかなく,音がMiraのほうが好みだったためこちらを購入するに至ったというわけです.

『PRSといえば!』といったギターにはあまり惹かれなかった結構珍しい人間だと我ながら思います.他の人が使ってるのを見るのは最高なんですけどね.なぜか自分で弾こうとは思えないという.値段のせいですかね?

 

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ボリュームノブです.実は純正ではありません.純正は透明なノブだったのですが,ノブがガバガバになって落ちてしまうようになったので家に転がっていたノブで代用させています.セレクター同様にボリュームノブもかなり弄る人間なのでそれが原因だとは思います.このギターはボリュームを絞るとジャズマスのような独特の音も出すことができるため,ノブが弄りやすく,かつラベルが見やすいハット式のものにしてあります.

 

 

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トーンノブです.ボリュームノブほどではありませんがよく弄るほうだとは思います.ボリュームノブとの統一性を出したかったので同じハット式のものに変えてあります.ボリュームノブにも言えますが,ノブの上部に汚れが溜まっているのがいい味出していると思いませんか?

 

 

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コイルタップ状態です.メンテから帰ってきて一番変化していたのはここでした.最初の状態ではコイルタップの高さがかなり低かったのですが,メンテから帰ってきたら倍くらい高くなってました.演奏中にコイルタップに切り替えということは今までありませんが,そのうちする機会が出たりする気もします.瞬時の切り替えは難しいのでそのうちスイッチ式に交換できたらいいなとは思っています.

 

 

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ピックアップセレクターです.念願のブレードスイッチ.3way仕様になっていて,手前側からフロント/センター/リアになっています.演奏しながらガチャガチャ切り替えるのが気持ち良い.めっちゃ錆びてますが,これメンテナンスで交換済みのものです.ここからも僕の手汗のひどさがわかると思います.

BIGBOSSの方曰く,「本社がセレクターを非常に頑丈なものに変えてくれたらしいです」とのことでしたが,先日練習中にセレクターが手前側に曲がりました.

いや確かにソロ中リアピックアップからフロントピックアップに切り替える際に叩きつけるような切り替え方をする時はありますが,この間の曲がりっぷりは本当にやばかったです.

「やばいやばいやばい」と思いながら少しづつ力を入れて元に戻しましたが,今も若干手前側に曲がっている気がします.色んな意味で演奏の仕方に問題があると様々な方に言われますが否定はしません...

 

因みに前述の大和さんはセレクターを5wayに交換,コイルタップをスイッチ式に変えているらしいです(ヤングギター2014年2月号や本人のブログ,ツイートなどより).ストラトのセンターとリアのハーフトーンが大好きなんですが,Miraでやるとどうなるんですかね.非常に気になるところです.

 

 

 

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ピックアップです.見ての通りフロントとリアにハムバッカーが載ったいわゆる2ハムです.ここは純正から変えておらず,仕様書を見るにフロントに『PRS S2 Mira bass pickup』,リアに『PRS S2 Mira treble pickup』が載っているようです.Mira専用のピックアップなのかな?

 

2016年11月号でのギターマガジンでは「ハイゲインではないが,パンチを失うことのない,ロックトーンを出力する」との記載がありました.確かにまあゴリッゴリに歪ませた音よりはカラッとした音で真価を発揮するギターだとは思います(ギターの見た目的にも).

メタルをやりまくってた大学一年の時は,レスポールタイプのギターに皆大好き定番のSeymour DuncanのSH-4を載せてました.それに比べれば確かに歪みの感じは違う気はします.ただやっぱりギターそのものが弾きやすいため,結構歪んだ曲やる時でもMiraを使う事が多いです.そこまでハイゲインのノリが悪いわけでもないと思いますし.大学のサークルではLimp Bizkitとかfripsideなんかでも使いました.SH-4に比べると倍音の出が少ない気もしますがそこまで気にならないレベルです.腕でカバーします.

 

例によって錆びています.前からずっと気になっていたんですが,この錆びって音にどう影響するんですかね?私は今更あまり気にしませんが違いが生まれるのかは興味があります.

ピックアップに関してはそのうち別のものに交換したいなと思っています.主に見た目的な意味で.白もしくはゼブラのピックアップ載せたらいい感じに見た目が変わっていいんじゃないかと思ってます.Miraのいいところを全部台無しにする気がしてなりませんが,一発ネタとしてEMGを載せるという事も実は考えています.工賃とかを考えるとあまり現実的ではありませんが...何かいい感じのピックアップがありましたら是非教えてください.

因みに大和さんはBare Knuckle Pickupを載せてたと思います.モデル名は思い出せません,すいません.

 

 

 

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ブリッジです.こちらも純正でPRSストップテイルというモデルらしいです.めっちゃ錆びてますね.二日前に久々に無料メンテに出しに行ったんですが,店員さんに保証書を見せた際に「え,これまだ買って1~2年しか経ってないんですか?年期入りすぎじゃないっすか?」と言われました.打痕なども多いですが,おそらくセレクターとこのブリッジの錆び具合からそう判断したのではないかと思います.絶対出音に悪い影響を与えている気がしてなりませんが,『ギターの汚れや使用感=愛着』な人間なものですから掃除する気はあまりありません(掃除したところでどうせすぐ錆びますし...).

 

弦は裏通しになっています.レスポール使っていた時はザックワイルドに憧れてこれと同じことをしていました.鳴りが良くなるとのことですが実際どうなんでしょうか.因みにこのMiraは結構ボディ鳴りがいいらしいので,それはこの裏通しから来ているのかもしれないですね.

弦高は割と低めにしています.ちゃんとした測定用具を持っていないので詳しい値はわかりませんが,そこまで弾きにくい調整はしていないです.弦を緩めて10円玉とかで調整しています.

 

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指板,フレット周りです.このギターはマホガニーネック,ローズウッド指板になっています.あまりメイプル指板のパリッとしすぎた音が好きではなく,エボニー指板の固い音もあまり好きではないのでやっぱりローズウッドが一番好きです.ギター買うときも「買うならローズ指板」というルールを設けてたような気がします.メイプル指板の汚れていく感じもすごくカッコいいんですけどね.

フレットはおそらくステンレス?なんですかね.詳しくはわからないですが,結構削れてしまってます.実は前述のメンテとは別にもう一回メンテナンスに出したのですが,チョーキングするときに『ザラッ』としてしまうことが多くなってしまったので,フレットのすり合わせをお願いしました.最近はあまり起こりませんが割と時間の問題だとは思っているので覚悟はできてます.これも手汗のせいなんですかね・・・

インレイはこれぞPRS!というバードインレイです.ドットインレイのPRSも数多くありますが個人的にはバードインレイのある方が好きです.というかMiraの個性的な見た目でインレイがこれじゃないとますますPRSに見られないような気がします(笑).それもそれで面白いんですけどね.

これもギターマガジンに載っていたのですが,フレットごとに羽ばたいている鳥の種類が違うらしいですね.まとめてみました.

 

3フレット:ハヤブサ

5フレット:ハイイロチュウヒ

7フレット:ノドアカハチドリ

9フレット:アジサシ

12フレット:クーパーハイタカ

15フレット:トビ

17フレット:降り立つスズメ

19フレット:アシナガウミツバメ

21フレット:降り立つタカ

24フレット:枝に留まったアメリオオコノハズク

 

結構いろんな鳥がいるんですね,調べていて少し驚きました.ノドアカハチドリとかは見れば何となくわかりますが,降り立つスズメとか言われなきゃ桜の蕾にしか見えません.また,僕のMiraは22フレットまでしかないのでアメリオオコノハズクはいません.フクロウ好きとしては少し残念です.これ目当てでもう一本PRS買うということは流石にしませんけどね.楽器屋などでPRSを見かけたらインレイにも注目してみると面白いかもしれません.

 

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ヘッド周りです.ペグ配置は普通のPRSと同じ3:3になっています.トラスロッドカバーには『Mira』の文字が書かれています.これがまたかっこいいんですよね.

ネックにつけているのはFretWrapsと呼ばれるもので,弦のミュートなどに使われるものです.ブレイクダウンが多い Djentなどでよく使われているのを見ますね.

私がこれを着けている理由は単純に見た目がカッコいいからです.中にピックを入れたりすることもできるので何かと重宝しています.

本来の機能ではあまり使いませんが,先日バンドでfripsideをした時はソロの時にミュートに使いました.本当はあんまり使いたくないんですけどね.なんかズルしてるみたいに思えてしまって.実際めちゃくちゃソロが弾きやすくなったので「あ,これは常用してはマズイ!」と思いました.

vmiraというハンドルネームはここからきています.FretWrapsに書いてあるV+miraでvmiraです.「なにかいい名前がないかなー」と思ってふとギター見たらこれが目についたので採用しました.

ペグはロック式になっています.初めてロック式ペグで弦を張り替えた時は5分もせずに弦交換が終わったので本当に感動しました.手汗がひどくて弦交換が多いのも,ロック式ペグだからまだ許せてるところがあります.弦を通して上についている黒いネジのようなものを回して弦をロックしています.精度も高く,チューニングも全然狂わないのもgoodです.

 

 

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ボディ裏側です.茶色のボディがいかにも「木!」って感じがしていいです.こうしてみると意外と細かな傷が多いですね.味が出てきて良い感じです.ボディーには表裏ともコンター加工が施してあります.長時間弾く時もあばら骨への負担が少ないです.

ネックとの接合部分には少し段差が見られますが,演奏には全然支障ありません.ハイフレットもガンガン弾けます.

 

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ストラップピンです.ロック式に変えています.御茶ノ水のワゴンに投げ出されていたものを買ったのでどこ製かはわかりませんが,しっかりと機能してくれています.少しキーキーと音が出るときはありますが個人的には気にならない程度です.ライブ前はこのネジをしっかりと締め直すのを忘れないようにしています.演奏中にギターが落っこちたりしたら大変ですからね.

 

因みにストラップはLiveLine製のものを高校生の時から愛用しています.ストラップの長さが微調整できるのが魅力的で,やる曲に応じて高さをコロコロ変えています.パンクとかやる時は下げたり,プログレやる時は上げる的な感じですね.

竜の柄が入っているのはジミーペイジに憧れていたからだった気がします.ただあれだと少し派手すぎるので控えめな竜のデザインにしたような覚えが・・・

若干見えていますがこちらもだいぶ年期が入った見た目をしています.金属部分の錆びだったり,その錆びがストラップに色移りしたりしている状態です.白い服着てライブする時は服に色移りしないように気を付けたいと思います.

 

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全体像です.少しぼやけていますが気にしないでください.

 

最後になりますがこのギターの最大の魅力は『とにかく軽いこと』です.本当にびっくりするくらい軽いです.ギター運ぶ時も毎回本当にケースに入っているのか確認するレベルです.ストラトよりもずっと軽いですし,Miraを弾いた後にレスポールカスタムなんて弾くと冗談抜きで肩と腰をやられます.大学に持っていく時も,ギターよりも通学用のカバンのほうが重いです.また,先日サークルの方々とライブ後に飲みに行ったんですが,その店にあったメガジョッキの生ビール(1L)よりもギターケースに入ったMiraのほうが軽い説が出ました.実際に重さを計ったことはありませんし,確実に酒に酔っていたせいだとは思いますがまあそのくらい軽いという逸話があるくらいです.

そのくらい軽量なくせにしっかりとパンチの効いたいい音を出してくれます.本当に最高のギターです.

 

 

見た目も本当に気に入っており,練習前とか練習後とか意味もなくパシャパシャ写真を撮ってます.上記の写真はサークル合宿で行った練習スタジオの写真で,壁掛けスタンドに初めて掛けた記念に一枚パシャっと撮りました.

こうなんというか上から見たのと真正面から見た感じだとだいぶ見た目の印象変わるんですよね.今は賃貸なので壁掛けスタンドは無理ですが,引っ越ししたら普通のスタンド,横向きに置くスタンド,壁掛けスタンドの三つを用意して色々なところに置きながら見た目にうっとりしたいと思います.

 

最後に

というわけで今回はいつも愛用しているギターについて熱く書かせていただきました.すでに文字数は10000字を超えており,4時間ノンストップで書き続けました.いやあ大好きなものについてだと筆が乗りまくりますね.大学のレポートもこのくらいスラスラ書ければいいんですけど・・・

 

ブログのヘッダー画像を見ていただけるとわかると思いますが,現在一人暮らししている家にギターが3本,ベースが1本の計4本の竿がある状態です.実家にはこれとは別に安ギターが3~4本ほどあります.

他に関してはほぼすべて貰い物&修理したジャンク品ですのでここまで思い入れはありませんが,どの楽器にもなかなか面白い話があるのでそれに関してもそのうち書いていけたらいいなと思っています.

 

とにかく今回は私が自分のギターをどれだけ愛しているかが伝わったのではないかと思います.流石に書いていて自分でも気持ち悪くなるレベルでした.買って1年足らずでここまで愛着が湧くんですから10年後とかどうなっているんでしょうか.普通に怖いです.

 

今回はここまでにしたいと思います.長文にお付き合いいただいてありがとうございました.また宜しくお願い致します.